従来見過ごされてきた珪素(Si:シリコン)の秘められた役割


1.珪素の役割
「難病を克服する珪素の力」 発行:ビオ・マガジンから


「珪素は治療の分野で大きな役割を果たすことができる」
フランスの生化学者ルイ・パスツール博士


「珪素は今日も太古の昔も生物の発生に決定的に関わり、生命の維持に必要不可欠なものである」
ドイツのアドルフ・プーアナント教授(1938年ノーベル化学賞受賞


「スギナをお茶にして飲んでいると、スギナに含まれる珪素の働きで細胞が活性化されてガン細胞の成長を抑え、ついにはガン細胞を崩してしまう。」
オーストラリアの植物学者リヒャルト・ヴルフォード


「人体の骨の成長は、カルシウムだけでは骨にならず、珪素とともに働き、コラーゲンンを含んだ質の高い骨になる」
フラミンガム研究(アメリカ)


珪素に対するこうした卓越した見解が出されていたにもかかわらず、広く一般には珪素が生物とのかかわりで認識されることは無かった。
それは何故か?
まず珪素は地球を構成する元素の中でもっとも多量にあり、地殻部分だけでも6割が珪素で出来ている。
しかしながらもっともありふれたものだった為、そしてそのほとんどが石英、雲母等の岩石のかたちである為、そんなものが生物に大きな影響を与えているとは近代科学では考えなかったようだ。

なにしろ、窒素、燐酸、カリがあれば立派な作物が出来るとの発想が化学肥料に依存した農法を発達させたが、作物の骨格を成す植物の細胞膜を形成するのは珪素であることに目が向かなかった。しかし5〜6年も珪素を同じ畑から多量に吸収した結果、農地には珪素がどんどん欠乏する事態となってしまった。
骨格を作れなくなったこの状態を「連作障害」と名付けて、土壌菌のせいにして殺菌するなどまちがった対応に明け暮れている。
(自然農法の多くは、森の土である腐葉土や雑草等を農地に入れることで、珪素を戻している点に救いがある)

こんな作物を食べている人間に障害が起きるのは当たり前でではないか。
たとえて云うなら、クルマはエンジンだけでは走れない。強靭なサスペンションの上に強固なボディがあるからこそ安心して乗れる。珪素はこのクルマが形だけのプラモデルではなく実際に走るに足るクルマにする為の、鉄を鋼鉄にする役割を果たしている。

2.珪素は如何にしたら取り入れられるのか?

珪素が人間は無論のこと、あらゆる生物にとっ必須でかつ極めて有用な元素であることは分かって来たが、これを人体が吸収し易い水溶性にすることに困難があった。健康に対しての意識の高いドイツでは、あらゆるサプリメントの中でゲル状にした珪素製剤がもっともよく売れていると云う。しかしこれとて水溶性ではなかった。
それが21世紀になって水晶石を2000℃以上の高温で8分間熱することで、固体の水晶石を一気に気化させてから水に溶け込ませる画期的な技術が日本で実用化され実現することとなった。
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